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今月の主題 血清リポ蛋白の異常 リポ蛋白をめぐるトピックス
癌とコレステロール
著者: 重松洋12
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科 2慶応義塾大学医学部・老人内科
ページ範囲:P.846 - P.848
文献購入ページに移動 コレステロール(以下CH)が動脈硬化(粥状硬化)の発症・進展に重要な役割を果たすことは,膨大な疫学研究,動物実験などの成績により証明され,一般には異論のないものとして受け入れられている.臨床の場では主として血清CH濃度が指標として用いられるが,従来,他に特別な異常がなければ,可能な限り低値がよいとされ,たとえば標準値160〜200mg%とすれば,それ以下を理想値と呼ぶという考えもある.
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