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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻5号

1982年05月発行

文献概要

今月の主題 血清リポ蛋白の異常 リポ蛋白をめぐるトピックス

血栓とEPA

著者: 熊谷朗1

所属機関: 1千葉大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.856 - P.857

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EPAとは
 EPA(エイコサペンタエン酸eicosapentaenoic acid)は多価不飽和脂肪酸の1つで,アラキドン酸より二重結合が1つ多いω-3,C5=20の構造を示す物質で,あとでも述べるがヒトでは生合成のできない脂肪酸である点が,アラキドン酸と異なる.アラキドン酸は周知のごとく,各種プロスタグランディンの前駆体として重要な物質であることが知られているが,最近EPAも同様cyclooxygenaseやlipoxygenaseの作用をうけ種々なプロスタグランディンを生成することが判明し,注目をあびることとなってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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