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文献概要
今月の主題 血清リポ蛋白の異常 リポ蛋白をめぐるトピックス
血栓とEPA
著者: 熊谷朗1
所属機関: 1千葉大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.856 - P.857
文献購入ページに移動EPAとは
EPA(エイコサペンタエン酸eicosapentaenoic acid)は多価不飽和脂肪酸の1つで,アラキドン酸より二重結合が1つ多いω-3,C5=20の構造を示す物質で,あとでも述べるがヒトでは生合成のできない脂肪酸である点が,アラキドン酸と異なる.アラキドン酸は周知のごとく,各種プロスタグランディンの前駆体として重要な物質であることが知られているが,最近EPAも同様cyclooxygenaseやlipoxygenaseの作用をうけ種々なプロスタグランディンを生成することが判明し,注目をあびることとなってきた.
EPA(エイコサペンタエン酸eicosapentaenoic acid)は多価不飽和脂肪酸の1つで,アラキドン酸より二重結合が1つ多いω-3,C5=20の構造を示す物質で,あとでも述べるがヒトでは生合成のできない脂肪酸である点が,アラキドン酸と異なる.アラキドン酸は周知のごとく,各種プロスタグランディンの前駆体として重要な物質であることが知られているが,最近EPAも同様cyclooxygenaseやlipoxygenaseの作用をうけ種々なプロスタグランディンを生成することが判明し,注目をあびることとなってきた.
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