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今月の主題 血清リポ蛋白の異常 血清リポ蛋白代謝異常の治療
血清リポ蛋白代謝異常の治療方針
著者: 山本章1
所属機関: 1国立循環器病センター研究所・病因部
ページ範囲:P.866 - P.867
文献購入ページに移動二次性高脂血症に対する治療
高脂血症はしばしばネフローゼ,閉塞性黄疸,糖尿病,甲状腺機能低下症,Cushing症候群などに伴って発生する.これら二次性高脂血症に対しては,当然まず原疾患に対する治療を行う.ただし糖尿病にインスリン療法を行ったり,ネフローゼに対してグルココルチコイドを投与した場合,これらホルモンが脂肪合成を高めるので,血漿脂質はある程度正常より高いレベルで落ち着くのはやむを得ない.一応安定状態がどの辺になるかを見きわめた後に,抗脂血剤を併用する.
高脂血症はしばしばネフローゼ,閉塞性黄疸,糖尿病,甲状腺機能低下症,Cushing症候群などに伴って発生する.これら二次性高脂血症に対しては,当然まず原疾患に対する治療を行う.ただし糖尿病にインスリン療法を行ったり,ネフローゼに対してグルココルチコイドを投与した場合,これらホルモンが脂肪合成を高めるので,血漿脂質はある程度正常より高いレベルで落ち着くのはやむを得ない.一応安定状態がどの辺になるかを見きわめた後に,抗脂血剤を併用する.
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