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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻5号

1982年05月発行

文献概要

今月の主題 血清リポ蛋白の異常 血清リポ蛋白代謝異常の治療

高VLDL血症(低HDL血症を含む)の治療法

著者: 南部征喜1

所属機関: 1国立循環器病センター・内科(動脈硬化・代謝部門)

ページ範囲:P.872 - P.873

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 内因性のTG(triglyceride)を運搬するリポ蛋白(VLDL,電気泳動法によるリポ蛋白分画のpre-βリポ蛋白に相当する)は,血漿中で分解されてCh(cholesterol)含量の多いリポ蛋白(LDL,β-リポ蛋白)となるが,この過程でHDL(α-リポ蛋白)が重要な役割を果たしている.したがって,高VLDL血症を取り扱う場合には,HDLを加味した臨床評価が必要となる.しかも,HDLは抗動脈硬化作用を有する可能性1,2)をもっており,臨床的に意義深いリポ蛋白である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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