icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina19巻6号

1982年06月発行

文献概要

診療基本手技

大伏在静脈カットダウン

著者: 高尾信廣1

所属機関: 1聖路加国際病院内科グループ

ページ範囲:P.1140 - P.1141

文献購入ページに移動
 最近,経皮的カニュレーションの技術が普及したので,静脈切開により血管確保を行う機会が次第に少なくなってきた.しかし,まだまだ直視下で安全,確実に血管確保が行える静脈切開の必要性は多い.当科でも,とくにニューフェイスのレジデントには,その機会のあるごとに経験させるように努めている.
 研修法として,まず剖検の際に5症例前後行い,次に5症例くらい介助につき,さらに指導下で3〜5症例経験を積むようにしている.そうすれば,一応独力で可能になると思われる.また,モスキート鉗子の取り扱いに慣れることも大事である.まず,図1に示すように,鉗子を手に持ち,小さな紙片をつかむ練習をし,細かな動きが可能になるようにしておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?