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文献概要
がん免疫振興財団シンポジウム 「末期患者に対する積極的治療」から(その3)
末期患者の取り扱い方
著者: 筒井末春1
所属機関: 1東邦大学医学部・心療内科
ページ範囲:P.1164 - P.1168
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死を目前に控えた末期患者は,医療スタッフであれば遭遇することが少なくないにもかかわらず,そのアプローチの仕方に関しては今日まできちんとした学問体系も築かれず,かつ医学および看護教育もなされないままで,各人の良識の判断にまかされているのが実情のようである.
欧米において死に臨む患者への対処につき学問として積極的な関心を呼ぶようになったのは,比較的新しく1960年以降のことである.
死を目前に控えた末期患者は,医療スタッフであれば遭遇することが少なくないにもかかわらず,そのアプローチの仕方に関しては今日まできちんとした学問体系も築かれず,かつ医学および看護教育もなされないままで,各人の良識の判断にまかされているのが実情のようである.
欧米において死に臨む患者への対処につき学問として積極的な関心を呼ぶようになったのは,比較的新しく1960年以降のことである.
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