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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻7号

1982年07月発行

文献概要

今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床 カルシウム代謝調節ホルモン

ビタミンD

著者: 松本俊夫1

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.1198 - P.1199

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 ビタミンDは,20世紀初頭にくる病を治癒し得る脂溶性の必須栄養素(ビタミン)として発見された.現在では,皮膚において紫外線の存在下でprovitamin Dからprevitamin Dを経て生合成されるものであることが知られている1).ビタミンDの代謝産物である1,25水酸化ビタミンD(1,25(OH)2D)は,副甲状腺ホルモン(PTH),カルチトニン(CT)と並ぶ,Ca代謝調節ホルモンの1つであり,ビタミンDは,この活性型ホルモンの前駆物質である.本稿では,1,25(OH)2Dの各標的臓器における作用を概説した後,その活性化反応の調節機構について最近の知見をまとめてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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