文献詳細
文献概要
今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床 臨床
血清カルシウム値の読み方
著者: 孫孝義1 古川洋太郎1
所属機関: 1東北大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.1200 - P.1201
文献購入ページに移動 血清カルシウム(Ca)濃度は,副甲状腺ホルモン(PTH),活性型ビタミンDおよびカルシトニンで代表されるCa調節ホルモンによる精妙な調節機構によって維持されており,他方,これらのホルモンの主な作用臓器である腸管,骨および腎における各種の病態生理と深いかかわりをもっている.
血清Caの異常は,この調節機構に破綻の生じていることを示し,たとえわずかであっても無視できない所見となる.正確な血清Caの測定なしにはCa代謝異常症の発見や診断は不可能といってよい.
血清Caの異常は,この調節機構に破綻の生じていることを示し,たとえわずかであっても無視できない所見となる.正確な血清Caの測定なしにはCa代謝異常症の発見や診断は不可能といってよい.
掲載誌情報