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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻7号

1982年07月発行

文献概要

今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床 臨床

血清カルシウム値の読み方

著者: 孫孝義1 古川洋太郎1

所属機関: 1東北大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1200 - P.1201

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 血清カルシウム(Ca)濃度は,副甲状腺ホルモン(PTH),活性型ビタミンDおよびカルシトニンで代表されるCa調節ホルモンによる精妙な調節機構によって維持されており,他方,これらのホルモンの主な作用臓器である腸管,骨および腎における各種の病態生理と深いかかわりをもっている.
 血清Caの異常は,この調節機構に破綻の生じていることを示し,たとえわずかであっても無視できない所見となる.正確な血清Caの測定なしにはCa代謝異常症の発見や診断は不可能といってよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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