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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻7号

1982年07月発行

文献概要

今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床 臨床

偽性副甲状腺機能低下症

著者: 筒泉正春1 深見隆則1 今井康雄1 坂口和成1 吉本祥生1 藤田拓男1

所属機関: 1神戸大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.1208 - P.1210

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 偽性副甲状腺機能低下症(PHP)は1942年にAlbrightらによりはじめて報告された疾患で,腎機能が正常であるにもかかわらず低Ca,高P血症および低リン酸尿症を示し,これらの異常が外因性のPTHの投与によってもほとんど改善されないことを主徴とする.本症は標的臓器のホルモンに対する受容体の異常の存在が認あられた最初の疾患であり,以後の研究の端緒ともなった点で,臨床上および受容体研究の上からも興味ある疾患である.本邦では厚生省受容体研究班での全国的な患者の集計により統一的な診断基準の作製が進められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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