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今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床 臨床
高カルシウム血症—癌に伴うもの
著者: 大畑雅洋1
所属機関: 1和歌山県立医科大学・高年病内科
ページ範囲:P.1212 - P.1213
文献購入ページに移動 高Ca血症は癌患者の10〜20%にみられ,そのうちの80%には骨転移が認められるが,残りの20%では骨に癌細胞を証明することはできない.一方,高Ca血症の最も多い原因疾患は癌である.骨転移のない高Ca血症の原因疾患となる癌のうちで多いのは,腎細胞癌,気管支癌,肝臓癌である.乳癌は一般的に骨転移による高Ca血症を起こし,その頻度が高い.
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