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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻7号

1982年07月発行

文献概要

今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床 臨床

骨軟化症

著者: 下辻常介1

所属機関: 1箕面市立病院・小児科

ページ範囲:P.1218 - P.1220

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 骨軟化症(またはくる病)は,骨の石灰化障害のために骨塩の沈着しない骨基質,すなわち類骨組織(osteoid seam)が過剰に形成される系統的な骨病変である.骨軟化症とくる病とは本質的に同一である.成長中の小児では,類骨組織の増加だけでなく,骨端軟骨の石灰化障害のため発育障害が主病像となり,くる病といわれる.一方,骨端軟骨の閉鎖以後,すなわち成長の完了した後で類骨組織の増加する場合が骨軟化症である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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