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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻7号

1982年07月発行

文献概要

カラーグラフ 臨床医のための腎生検・7 糸球体病変・7

半月体性糸球体腎炎,管内管外性糸球体腎炎

著者: 坂口弘1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・病理学

ページ範囲:P.1252 - P.1253

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 半月体性糸球体腎炎(crescentic GN)は図1のように80%以上の糸球体に半月体がみられ,図2のように係蹄は細胞増殖がなく,虚脱に陥っているもので,管外性糸球体腎炎(extracapillary GN)ともいわれる.電顕では基底膜の断裂がみられ,螢光では通常免疫グロブリンはみられないが,ときにIgGのみられる例がある.
 この型の腎炎は腎不全が急速に進むので,急速進行性腎炎(rapidly progressive glornerulonephritis,略してRPGN)といわれるが,RPGNは症候名で本来はRPGNsvndrome が正しい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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