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文献概要
カラーグラフ 臨床医のための腎生検・7 糸球体病変・7
半月体性糸球体腎炎,管内管外性糸球体腎炎
著者: 坂口弘1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・病理学
ページ範囲:P.1252 - P.1253
文献購入ページに移動 半月体性糸球体腎炎(crescentic GN)は図1のように80%以上の糸球体に半月体がみられ,図2のように係蹄は細胞増殖がなく,虚脱に陥っているもので,管外性糸球体腎炎(extracapillary GN)ともいわれる.電顕では基底膜の断裂がみられ,螢光では通常免疫グロブリンはみられないが,ときにIgGのみられる例がある.
この型の腎炎は腎不全が急速に進むので,急速進行性腎炎(rapidly progressive glornerulonephritis,略してRPGN)といわれるが,RPGNは症候名で本来はRPGNsvndrome が正しい.
この型の腎炎は腎不全が急速に進むので,急速進行性腎炎(rapidly progressive glornerulonephritis,略してRPGN)といわれるが,RPGNは症候名で本来はRPGNsvndrome が正しい.
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