icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina19巻8号

1982年08月発行

文献概要

今月の主題 実地医に必要な臨床検査のベース 成績管理

技術的精度管理の方法

著者: 佐々木禎一1

所属機関: 1札幌医科大学・中央検査部

ページ範囲:P.1404 - P.1405

文献購入ページに移動
 現在臨床検査の分野で働く人々は,臨床検査成績の精度管理quality control(以下QC)とはどんなものかよく理解しており,さらにQCを活用して常に診断的に有用で信頼のおける検査成績を報告できるよう,日々努力を重ねている.一方,これら報告された成績を,診断上の有効な情報として利用している臨床側でも,「QCが臨床検査成績の精度向上のための不可欠な課題である」と理解して,強い関心を示している現状である.
 有効なQCの手段としては,高度な統計学的方法を駆使したもの,近代的な検査室の自動化システムに導入されたものも含めて,種々考案,提起され,利用されているが,日常広く普及しているのは種類もそれほど多くなく,しかも基本的なものが中心である.本稿ではその中から,検査成績を利用解釈する立場にある臨床家に実際役立つような技術的精度管理の方法を述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら