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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻8号

1982年08月発行

文献概要

今月の主題 実地医に必要な臨床検査のベース 生理的変動因子

性差

著者: 宮地隆興1

所属機関: 1山口大学医学部・検査部

ページ範囲:P.1422 - P.1425

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 正常範囲の設定は,種々の因子の配慮のもとになされねばならない.性差もその因子の1つであるが,性差にもまた種々の因子が関与している.性差をしらべるために多くの項目の正常範囲の報告をしらべてみると,性差ありとの報告の一方でまた性差なしの報告もみられ,その性差の程度も報告者により種々である.したがって,性差について決定することも困難であると感じた.本稿ではまず性差について,性差の原因および報告者による性差に関する種々の報告のある理由を考察し,性差のある項目を表にまとめてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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