icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina19巻8号

1982年08月発行

文献概要

今月の主題 実地医に必要な臨床検査のベース 生理的変動因子

年齢

著者: 大場康寛1

所属機関: 1近畿大学医学部・臨床病理学

ページ範囲:P.1426 - P.1427

文献購入ページに移動
 生体成分の生理的変動の重要な要因の1つとして「年齢」が挙げられ,正常値の設定あるいは日常診療の病態判定において,必ず考慮しなければならないと指摘されている.事実,生まれてから小児期,成人期,そして老年期へと加齢していく過程において,明らかに各種生体成分の検査値の正常範囲が変動推移することが認められている1〜3)
 本稿では,日常診療にもっとも関係の深い代表的な臨床化学的成分および血液学的成分の加齢による変動について概観し,生理的変動因子「年齢」と正常値の関係について述べ,日常診療の参考に供したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?