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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻8号

1982年08月発行

文献概要

今月の主題 実地医に必要な臨床検査のベース 検査値の新しい利用法

計量診断への利用—プログラムパッケージ活用のために

著者: 古川俊之1

所属機関: 1東京大学医学部・医用電子研基礎医学電子部門

ページ範囲:P.1450 - P.1452

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 科学が思考実験のツールとしてコンピュータを取り入れたことは,今世紀最大の技術革新の1つとされているが,このことはコンピュータが医学研究の必需品となりつつあることからもよく理解できる.
 一方,計量診断は疾病の特性の認識,分類,予後・経過の予測,治療効果の判定ないし予測,その他の大局的判断を,厳密な仮説(モデル)に基づいて推定するものということができる.多変量解析や一般記述統計処理は,実験や臨床観察によって得られたデータを分析して,対象の性質を把握し研究の見通しを得るために広く用いられており,計量診断の基礎手法として不可欠の理論である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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