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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻8号

1982年08月発行

今月の焦点 対談

脳の左右差—どこまでわかっているか

著者: 杉下守弘1 岩田誠2

所属機関: 1東京都神経科学総合研究所・リハビリテーション部 2東京大学医学部・神経内科

ページ範囲:P.1480 - P.1492

文献概要

 岩田 昨年,カリフォルニア工科大学のR.Sperry教授が,分離脳の研究でノーベル賞を受賞されました.また最近は日本でも一般マスコミなどで,脳の機能の左右差に関する一般人向けの解説記事が目につくようになりました.これまで未知の世界といってよかった脳の暗部にすこしずつ光があてられつつある現在,様々な形で,脳の機能の左右差について関心がもたれているようです.
 そこで本日は,分離脳研究とは一体何のためにどんなことをする研究か,また臨床的にはどんな意味があるのか,そしてその研究成果から,現時点では脳の機能の左右差についてどの程度のことがわかっているのかなどについて,大脳の基礎的解説をまじえながら,お話ししてみたいと考えております.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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