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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻9号

1982年09月発行

文献概要

今月の主題 腎疾患診療のトピックス 診断

CT

著者: 川村寿一1

所属機関: 1京都大学医学部・泌尿器科

ページ範囲:P.1558 - P.1563

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 従来から,腎面像診断の主役はX線検査であり,ことに排泄性腎盂撮影(IVP)は腎疾患診断のスクリーニングとしての位置を占めてきた.通常,X線撮影像により腎を前後方向(前額面)から把握することに慣れてきたが,腹部CTの導入により腎を横断面からとらえられるようになって,新しい次元から腎の形態検査ができるのみならず,同一平面で腎と周囲臓器との関係も明らかにされた.
 CTは腎機能に関係なく腎イメージがえられることを特徴とし,IVPに使う造影剤に対する副作用がなければ容易に用いられる.しかし,被曝線量の多いことは考慮しておかねばならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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