icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina2巻1号

1965年01月発行

文献概要

グラフ

臨床検温法

著者: 冨家崇雄

所属機関:

ページ範囲:P.20 - P.22

文献購入ページに移動
 臨床検温法の日的は真の「体温」の動向を知りたいということであつて,局所とししての温度を知りたいのではない。「体温」を腋窩,口腔,直腸で測る場合,それぞれの温度が真の「体温」の代表値の一つとしての性質をもつようにしたものであることが重要である。したがつて,腋窩検温,口腔検温,直場検温に当つてはそれぞれの部位の解剖生理学的な特性にもとついて,それぞれの部位に応じた厳格な検温方法を守らなければならない。腋窩検温においては,感温部の位置と「腋窩温」完成に要する相当長時間の検温時間が重要である。口腔検温においても,感温部の位置と「口腔温」完成に要する十分な検温時間が必要である。直腸検温においては肛門より約6cm以上の「直腸温」の存在する場所に感温部をおいて測ることが必要である。
 詳細については本文を参照ぜられたい(124頁)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?