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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻1号

1965年01月発行

文献概要

診断のポイント

多尿

著者: 土屋雅春1

所属機関: 1慶大・内科

ページ範囲:P.50 - P.52

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診断のすすめ方
 多尿とは24時間尿量が病的に増加した状態であり,正常入尿量1.2〜1.5l/日を超えて,2l/日以上に及ぶときをいう。多尿を来たす疾患の代表者は尿崩症(diabetes insipidus),煩渇-多尿症候群(Polydipsia-polyuria syndrome,impulsive polydipsia,psychogenic polydipsia),糖尿病,萎縮腎およびConn症候群である。
 尿量は個体により,天候や体動によりいちじるしく動揺しやすく,また浮腫,胸水-腹水などの減退期や利尿剤使用時,さらにはアルコール摂取時にも一過性に増加する。それ故,持続性多尿を確認するには蓄尿の上,数日間観察する必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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