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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻1号

1965年01月発行

症例

この症例について

著者: 中尾喜久1

所属機関: 1東大内科

ページ範囲:P.110 - P.110

文献概要

 Simmonds DiseaseはCachexia,性機能低下,諸臓器萎縮などを主徴とする汎下垂体機能低下状態である。本症例は手術後約10年で再発,トルコ鞍外に増殖したChromophobe adenomaで,脳幹を強く圧迫し,尿崩症,鉱質代謝異常,強度の食思不振,膀胱障害などをおこした。聴神経障害,精神症状もおそらく剖検で発見したSubpial Siderosisと関連する可能性がある。Subpial Siderosisは手術による出血・外傷・脳腫瘍などを原因とすることが多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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