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ファースト・エイド
急性肺水腫
著者: 猪尾力1
所属機関: 1神戸大・第一内科
ページ範囲:P.1506 - P.1508
文献購入ページに移動肺水腫とは
肺水腫は肺毛細管より,液性分の吸収を上まわる濾出が起こり,肺の間質および肺胞内に異常な水分の貯溜をきたした状態で,臨床的にはAlveolar Ventilationの障害のために,高度の呼吸困難,咳嗽,血性泡沫様喀痰,チアノーゼを呈し,時にはショックに陥り死を招く危険症の一つである。
本症を続発する可能性のある基礎疾患は多彩である。ここではCameronの報告を挙げておく。(表1)
肺水腫は肺毛細管より,液性分の吸収を上まわる濾出が起こり,肺の間質および肺胞内に異常な水分の貯溜をきたした状態で,臨床的にはAlveolar Ventilationの障害のために,高度の呼吸困難,咳嗽,血性泡沫様喀痰,チアノーゼを呈し,時にはショックに陥り死を招く危険症の一つである。
本症を続発する可能性のある基礎疾患は多彩である。ここではCameronの報告を挙げておく。(表1)
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