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更年期障害の精神衛生—その指導
著者: 小此木啓吾1
所属機関: 1慶大・神経科
ページ範囲:P.1653 - P.1654
文献購入ページに移動更年期の精神障害
一応60歳以上を老人とすると,45歳前後が更年期Klimakterium,それ以後老年Seniumまでを,初老期Preseniumとよぶ。この更年期には,心身両面のさまざまの要因がからみ合つて,一般に,更年期精神障害といわれるような,精神衛生上の困難が起こることが多い。
その症状は,神経症的なもの,心身症的(psychosomatic)なもの,性格反応的なもの,さらには,精神病的なものも含まれるが,その特徴をあげると,①精神的な不安定がひどくなり,気分,感情の変調,動揺しやすさ,いらだち,怒りつぽさなどが著明になる。
一応60歳以上を老人とすると,45歳前後が更年期Klimakterium,それ以後老年Seniumまでを,初老期Preseniumとよぶ。この更年期には,心身両面のさまざまの要因がからみ合つて,一般に,更年期精神障害といわれるような,精神衛生上の困難が起こることが多い。
その症状は,神経症的なもの,心身症的(psychosomatic)なもの,性格反応的なもの,さらには,精神病的なものも含まれるが,その特徴をあげると,①精神的な不安定がひどくなり,気分,感情の変調,動揺しやすさ,いらだち,怒りつぽさなどが著明になる。
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