文献詳細
洋書の紹介
文献概要
Kossmann, C. E, 編:
Diseases of the Heart and Blood Vessels. No-menclature and Criteria for Diagnosis. 6th edition, Little, Brown & Co., Boston, 1964, 2,200円(A5版,463頁)。
本書は1928年の第一版以来古い歴史をもち,1929年の第二版,1932年の第三版,1939年の第四版を経,われわれにもつとも身近な参考書の一つであつた第五版は1953年の出版である。しかし近年における循環器病学の長足の進歩に伴い,大幅な改訂の必要に迫られたことは,序文にも記されているように,必然の成り行きであつた。
書名の示すように,本書は循環器病学の教科書でも診断学書でもなく,また一方,深遠な学理を披露する専門書でもない。一貫した著作の理念は,Kossmannを長とするNew York Heart Associationの規準委員会による心・大血管疾患の名称分類,およびその診断規準の提示であり,論争の的となるような内容や,臨床的に意味のない診断規準や論議には一切触れず,現時点におけるもつとも妥当性のある規準についてのみ述べたものである。
Diseases of the Heart and Blood Vessels. No-menclature and Criteria for Diagnosis. 6th edition, Little, Brown & Co., Boston, 1964, 2,200円(A5版,463頁)。
本書は1928年の第一版以来古い歴史をもち,1929年の第二版,1932年の第三版,1939年の第四版を経,われわれにもつとも身近な参考書の一つであつた第五版は1953年の出版である。しかし近年における循環器病学の長足の進歩に伴い,大幅な改訂の必要に迫られたことは,序文にも記されているように,必然の成り行きであつた。
書名の示すように,本書は循環器病学の教科書でも診断学書でもなく,また一方,深遠な学理を披露する専門書でもない。一貫した著作の理念は,Kossmannを長とするNew York Heart Associationの規準委員会による心・大血管疾患の名称分類,およびその診断規準の提示であり,論争の的となるような内容や,臨床的に意味のない診断規準や論議には一切触れず,現時点におけるもつとも妥当性のある規準についてのみ述べたものである。
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