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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻11号

1965年11月発行

文献概要

文献抄録

"急性糸球体腎炎の予後"—"JAMA"(July 7) 1965

著者: 浦田卓

所属機関:

ページ範囲:P.1727 - P.1727

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 小児では,連球菌感染後の急性糸球体腎炎の予後は一般に良好である,とされている。ところが,急性糸球体腎炎にかかつているとみなされている小児が,時に経過不良のことがあるのである。この場合は,その小児がほんとうに急性糸球体腎炎にかかつているのか,それとも急性糸球体腎炎に酷似している病気にかかつているか,それが問題なわけである。予後決定の第一歩が病状を正しく診断するにあることはいうまでもない。
 LiebermanとDomellの両氏は,一定の診断基準を設けるために,"ロサンゼルス小児科病院"で急性糸球体腎炎と診断された患者の記録のうち,1937年から1960年にわたるものを,再調査してみた。調査した患者のうち,その後の経過を追求検討したのは,486名にのぼつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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