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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻12号

1965年12月発行

文献概要

診断のポイント

解離性大動脈瘤

著者: 渡辺昌平1

所属機関: 1千葉大内科

ページ範囲:P.1805 - P.1807

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 解離性大動脈瘤は,珍しい疾患であり,近年まで,これを救う積極的手だてはなかつた。しかし,現在,血管外科のいちじるしい進歩に伴い,根本的に修復手術を行なうため,早期に,確診を行なう必要があるようになつた。
 解離性大動脈瘤は病理学的に,中膜の病巣性変性過程(壊死)を起こし,そこに,内膜の裂け目から,血液が浸出,ないし,流れ込みをきたし,血管の周囲は中等度,ないし,高度に増大し,縦裂きを生じる。したがつて真性大動脈瘤と区別して,dissecting haematomaともいえる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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