文献詳細
文献概要
診断のポイント
解離性大動脈瘤
著者: 渡辺昌平1
所属機関: 1千葉大内科
ページ範囲:P.1805 - P.1807
文献購入ページに移動 解離性大動脈瘤は,珍しい疾患であり,近年まで,これを救う積極的手だてはなかつた。しかし,現在,血管外科のいちじるしい進歩に伴い,根本的に修復手術を行なうため,早期に,確診を行なう必要があるようになつた。
解離性大動脈瘤は病理学的に,中膜の病巣性変性過程(壊死)を起こし,そこに,内膜の裂け目から,血液が浸出,ないし,流れ込みをきたし,血管の周囲は中等度,ないし,高度に増大し,縦裂きを生じる。したがつて真性大動脈瘤と区別して,dissecting haematomaともいえる。
解離性大動脈瘤は病理学的に,中膜の病巣性変性過程(壊死)を起こし,そこに,内膜の裂け目から,血液が浸出,ないし,流れ込みをきたし,血管の周囲は中等度,ないし,高度に増大し,縦裂きを生じる。したがつて真性大動脈瘤と区別して,dissecting haematomaともいえる。
掲載誌情報