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治療のポイント
妊娠と薬剤
著者: 西村昻三1
所属機関: 1聖路加国際病院・小児科
ページ範囲:P.1815 - P.1817
文献購入ページに移動 最近妊婦に投与された薬剤の胎児に及ぼす影響が注目されるようになつてきた。胎児の特性上これらの影響は経験をもとにしながら徐々に判明してきたものであるが,不明のものも少なくなく,今後にまつところの大なる分野である。これらの薬剤は妊娠早期に投与されるほどその影響は大きく,流産や種々の奇形をおこす原因となるが,末期に近づくにつれ解剖学的な奇形となつてあらわれるよりも胎児の発育障害や,あるいは新生児期の障害となつてあらわれることが多い。
今回は臨床的立場からすでに胎芽や胎児に対する危険が知られたり,あるいは推測されている薬剤を中心に,その対策について略述する。
今回は臨床的立場からすでに胎芽や胎児に対する危険が知られたり,あるいは推測されている薬剤を中心に,その対策について略述する。
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