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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻12号

1965年12月発行

文献概要

治療のポイント

妊娠と薬剤

著者: 西村昻三1

所属機関: 1聖路加国際病院・小児科

ページ範囲:P.1815 - P.1817

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 最近妊婦に投与された薬剤の胎児に及ぼす影響が注目されるようになつてきた。胎児の特性上これらの影響は経験をもとにしながら徐々に判明してきたものであるが,不明のものも少なくなく,今後にまつところの大なる分野である。これらの薬剤は妊娠早期に投与されるほどその影響は大きく,流産や種々の奇形をおこす原因となるが,末期に近づくにつれ解剖学的な奇形となつてあらわれるよりも胎児の発育障害や,あるいは新生児期の障害となつてあらわれることが多い。
 今回は臨床的立場からすでに胎芽や胎児に対する危険が知られたり,あるいは推測されている薬剤を中心に,その対策について略述する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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