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私のインターン生活
聖ルカ病院にて
著者: 丸田守人
所属機関:
ページ範囲:P.1840 - P.1840
文献購入ページに移動Bedside教育
朝8時,病棟に出る。われわれinternの1日が始まる。まず受持患者(平均15人)のchartに目を通してから回診する。これは1時間後にひかえる各医長の回診の準備でもある。この医長回診では,いわゆるbedside教育が行なわれている。少数の症例を選択して,その症例の徹底的検討と最新の診療の打ち合せを行なうが,その際,われわれは患者の病歴や状態,検査成績をよく頭に入れておくことはもちろん(chartを見ることは許されない),あらかじめ読んで来た文献も発表するなど,活発に討論がなされている。その間に静脈注射,輸血,輸液があれば行ない,入院があれば,historyをとって,physicalを書き,食事,安静度,検査事項,使用薬などすべてのorderを書いた上で,residentに見てもらう。この入院についてであるが,日本の一般病院に比べると,在院期間が約半分の16.6日であるため,30ベットある病棟に入院患者が1日3人ある日も稀ではない。
朝8時,病棟に出る。われわれinternの1日が始まる。まず受持患者(平均15人)のchartに目を通してから回診する。これは1時間後にひかえる各医長の回診の準備でもある。この医長回診では,いわゆるbedside教育が行なわれている。少数の症例を選択して,その症例の徹底的検討と最新の診療の打ち合せを行なうが,その際,われわれは患者の病歴や状態,検査成績をよく頭に入れておくことはもちろん(chartを見ることは許されない),あらかじめ読んで来た文献も発表するなど,活発に討論がなされている。その間に静脈注射,輸血,輸液があれば行ない,入院があれば,historyをとって,physicalを書き,食事,安静度,検査事項,使用薬などすべてのorderを書いた上で,residentに見てもらう。この入院についてであるが,日本の一般病院に比べると,在院期間が約半分の16.6日であるため,30ベットある病棟に入院患者が1日3人ある日も稀ではない。
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