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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻12号

1965年12月発行

文献概要

症例

マクログロブリン血症

著者: 平山千里1

所属機関: 1九大内科

ページ範囲:P.1857 - P.1860

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 マクログロブリン血症は,1944年Waldenströmが粘膜出血,リンパ腺腫,骨髄のリンパ球様細胞増殖を主徴とする症候群を記載し,1948年本症候群の患者血清にマクログロブリン(MG)の増加する事実を認めたので,マクログロブリン血症は独立の疾患と考えられるようになつた。本疾患は,現在マクログロブリン血症Waldenström型(MGW)とよばれている。後述するように,マクログロブリンは,その他の疾患でも増加しており,この場合は続発性マクログロブリン血症とよばれている。
 本邦では,三好(1948)がLymphadenosis hyperglobulinemicaとして初めて記載し,その後MGWと同定された。本邦での報告例は,1963年まで6例であり,まれな疾患である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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