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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻12号

1965年12月発行

文献概要

基礎医学

異常血色素

著者: 柴田進1

所属機関: 1山口大臨床病理

ページ範囲:P.1873 - P.1877

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 1960年,異常血色素の猟人と呼ばれ,ケンブリッジ大学の臨床生化学者として有名なDr.Hermann Lehmannがわが国を訪れ,京都で"皆様,一方でその対象を分子ないし原子のレベルで論じ得る域に到達し,他方でその成果が民族遺伝学および人類学にまで肉迫している点で,今や異常血色素症の研究は他に類例を見ないようになりました"と演説したことがある。私は1965年の今日わが国で行なわれた異常血色素の研究の進歩のあとを回顧して,この解説を書きながら,今更のようにLehmannの言葉が正しかつたことを思い知らされている有様である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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