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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻12号

1965年12月発行

痛みのシリーズ・2

顔面痛—不定型な痛み

著者: 清原迪夫1

所属機関: 1東大麻酔科

ページ範囲:P.1884 - P.1885

文献概要

比較的若い人に多い
 頭部,顔面,頸部にくる限局しない痛みがこの部類に属する痛みの特徴である。痛みの起こり方は,突然的であつたり,また持続的であつたり,一定しない。時として,痛みのある側に自律神経症候を伴い,性格として神経質な心配性な人に多い。
 痛みの分布は,神経線維の支配と一致せず,痛みの性質は,局在性に乏しく,び慢性で,むしられるような痛みとか,握られるような嫌な痛みという表現がなされる。持続時間は,日余に及ぶものが多く,意識するときはいつも感じるともいう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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