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海外事情
ヨーロッパ諸国のリハビリテーションサービスを見て・2
著者: 山本二郎1
所属機関: 1厚生省大臣官房企画室
ページ範囲:P.402 - P.404
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すでに前回の医療機関の項で説明したように,医学的リハビリテーションの目的は,疾病の後遺症や外傷後の障害を完全に除去し,元通りに回復させること,また障害の程度や状況から,これが困難な場合においても,医療機関で最大限度の医学的リハビリテーションを行なつて,この残存している障害の程度を最小限度にすることにある。このようにして,最大限度の医学的リハビリテーションを行なつた後において,なお障害が残つている場合には,その残存している障害の程度や状況について,その機能を医学的な見地から評価し,また職能的な見地から作業能力をあらゆる角度から評価して,障害者の適正職能の判定を行なうのが,この医学的・職能的評価センターであつて,現在このセンターは,リハビリテーションの体系上欠くことのできない重要なものである。
評価の実施の方法は,専門の医師,P. T,O. T,産業心理学および生理学の専門家,ケース・ワーカー,workshop engineer,就業のあつせんに当るD. R. O. などが,それぞれの立場から評価を行ない,合同会議を開いて結論を導き出してゆく方法である。評価の期間は大体1週間位で,専門の医師も各科の専門医師からなり,medical advisory committeeを設置している所もある。
すでに前回の医療機関の項で説明したように,医学的リハビリテーションの目的は,疾病の後遺症や外傷後の障害を完全に除去し,元通りに回復させること,また障害の程度や状況から,これが困難な場合においても,医療機関で最大限度の医学的リハビリテーションを行なつて,この残存している障害の程度を最小限度にすることにある。このようにして,最大限度の医学的リハビリテーションを行なつた後において,なお障害が残つている場合には,その残存している障害の程度や状況について,その機能を医学的な見地から評価し,また職能的な見地から作業能力をあらゆる角度から評価して,障害者の適正職能の判定を行なうのが,この医学的・職能的評価センターであつて,現在このセンターは,リハビリテーションの体系上欠くことのできない重要なものである。
評価の実施の方法は,専門の医師,P. T,O. T,産業心理学および生理学の専門家,ケース・ワーカー,workshop engineer,就業のあつせんに当るD. R. O. などが,それぞれの立場から評価を行ない,合同会議を開いて結論を導き出してゆく方法である。評価の期間は大体1週間位で,専門の医師も各科の専門医師からなり,medical advisory committeeを設置している所もある。
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