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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻5号

1965年05月発行

文献概要

治療のポイント 病名別による……

期外収縮

著者: 高安正夫1

所属機関: 1三重大内科

ページ範囲:P.703 - P.704

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期外収縮の概念
 期外収縮はまた早期収縮とも呼ばれ当然来たるべき周期より早期に異所性刺激により拍動をきたすもので,一般には下位中枢あるいは一般心筋より異所的に自働が発生しておこるものである。これに対して上位中枢の機能が低下して,それに比して下位中枢の自働能がこれを上廻るためにおこる補充収縮とは区別せねばならない。後者は徐脈があるか,あるいはそれより早いリズムの下位自働がみられるか,伝導がないために下位自働の収縮がみられるのに対し,期外収縮はリズムより早期に収縮がみられる。整調のリズムの間に余分の収縮がはいる場合を間入性期外収縮といわれるが,期外収縮のために正規の調律の時期には心筋が不定期にあるため1回休止するのが普通であり代償性期外収縮と呼ばれる。代償性休止があれば一拍が休止するので脈拍によつてもわかるが間入性の場合は脈拍のみではわからない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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