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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻5号

1965年05月発行

話題

北京科学シンポジウムに参加して—見たこと・考えたこと

著者: 久保全雄1

所属機関: 1新日本医師協会

ページ範囲:P.736 - P.736

文献概要

シンポジウムへの不安
 北京科学シンポジウムの呼びかけがあつたのは,開催前一年足らずだつた。その会議の準備期間があまりにも短かいことと,しかもその内容が,反帝国主義,反植民地主義の立場と,真に民族のためになる科学シンポジウムを,ヨーロッパ,ソ連,アメリカを除いて,文学から社会科学,自然科学を含む総合科学シンポジウムという,科学史上,かつてなかつたマンモス,シンポジウムで,参加者はかならず論文提出ということだつた。
 このような莫然とした,科学シンポジウムに,どんな国からどのような学者が,どんな論文をもつて集まり,どんな形式で運営されるのか,かいもくわからず,果して成功するのかどうか,疑いをもつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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