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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻6号

1965年06月発行

文献概要

グラフ

薬疹—病像と原因薬剤

著者: 西山茂夫1

所属機関: 1関東逓信病院皮膚科

ページ範囲:P.814 - P.815

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 薬疹とは治療薬剤に対する皮膚の異常反応であり,多種多彩な病像を示す。その病因を完全に説明することは困難であるが,つぎのような原因別の分類が試みられる。
 1)アレルギー性:もっともしばしば遭遇し,かつ重要。アナフィラキシー性の蕁麻疹様反応は数分で生ずるのに対して,湿疹様,麻疹様,猩紅熱様の発疹は数時間ないし数日の潜伏期がある。発疹の型はさまざまで,個体の反応準備状態によって相異する。すなわち1つの薬剤が異なった反応を起こし得るし,逆に異った薬剤が同一の反応をおこし得るので発疹の性質から原因となる薬剤を想定することは出来ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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