icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina2巻6号

1965年06月発行

診断のポイント

頻脈について—発作性の頻迫症(頻脈)に内科医の必ずすべき手段

著者: 日野原重明1

所属機関: 1聖路加国際病院内科

ページ範囲:P.847 - P.850

文献概要

 頻脈の患者を診察した時,何が頻脈をひき起こしているかを判断しないで,すぐ強心剤などを注射することは,発熱患者の原因を追求しないで,解熱剤を注射することと同様に誠に無責任な治療である。
 それは治療とはいえない。とういうのは,頻脈にジギタリスや強心利尿剤を注射して急死させたり,苦悶状態に陥れさぜたりすることが少なくないからである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら