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ファースト・エイド
肝生検後のショック
著者: 牛尾耕一1
所属機関: 1関東労災病院内科
ページ範囲:P.866 - P.868
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近年の臨床医学の進歩は臨床検査法の開発に負うところが多い。なかでも生検法は戦前の表在性臓器,組織から内臓におよび,手技も観血的方法から生検針に替るとともに広く内科臨床に用いられるにいたり,その貴重なdataは診断,治療効果の判定,経過の追求に有力な手がかりを与えている。しかし対象が内臓に移るとともにその危険性も大きくなつていることも否めない。この問題に関連して,私どもの行なつてきた肝(345件),胸膜(128),腎(20),脾(6)の針生検のうち,実施の機会も事故の可能性も多い肝をとりあげてみることとした。
近年の臨床医学の進歩は臨床検査法の開発に負うところが多い。なかでも生検法は戦前の表在性臓器,組織から内臓におよび,手技も観血的方法から生検針に替るとともに広く内科臨床に用いられるにいたり,その貴重なdataは診断,治療効果の判定,経過の追求に有力な手がかりを与えている。しかし対象が内臓に移るとともにその危険性も大きくなつていることも否めない。この問題に関連して,私どもの行なつてきた肝(345件),胸膜(128),腎(20),脾(6)の針生検のうち,実施の機会も事故の可能性も多い肝をとりあげてみることとした。
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