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C. H. Li教授の特別講演を聞いて—第38回内分泌学会総会より
著者: 清水直容1
所属機関: 1東大・吉利内科
ページ範囲:P.873 - P.873
文献購入ページに移動 Li教授は中国広東生まれで南京大学卒業後,1935年に米国に移りBerkelyにあるカリフォルニヤ大学で化学を専攻され1938年にPh Dをえられた。以後1950年より同大学で生化学教授になられ,1959年来同大学Hormone Research LaboratoryのDirectorである。
教授の仕事は一貫して蛋白化学の分野であり,とくに下垂体の蛋白性ホルモンの抽出,分離,純化,さらに構造決定からその合成までの仕事は現在の内分泌学の発展に非常に貢献されているところである。今回,日本内分泌学会の招待により来日され,4月10日午後,約2000人の会員を前に現在までの仕事をまとめられ,また昨年純化された新しい第8の下垂体ホルモンLipotropinについて話をされわれわれをおおいに啓蒙された。以下教授の現在までの業績を中心にACTH分子の化学と生物学についてまとめてみる。
教授の仕事は一貫して蛋白化学の分野であり,とくに下垂体の蛋白性ホルモンの抽出,分離,純化,さらに構造決定からその合成までの仕事は現在の内分泌学の発展に非常に貢献されているところである。今回,日本内分泌学会の招待により来日され,4月10日午後,約2000人の会員を前に現在までの仕事をまとめられ,また昨年純化された新しい第8の下垂体ホルモンLipotropinについて話をされわれわれをおおいに啓蒙された。以下教授の現在までの業績を中心にACTH分子の化学と生物学についてまとめてみる。
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