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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻7号

1965年07月発行

文献概要

治療のポイント

夜尿症

著者: 中村仁吉1

所属機関: 1賛育会病院小児科

ページ範囲:P.1023 - P.1024

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はじめに
 はつきりした排尿動作による,しかも不随意な排尿を"遺尿症"という。そして,この不随意の排尿が夜間睡眠時に起こるか,昼間覚醒時に起こるかによつて,つぎのように分けられている。
 しかしながら,夜尿がなく,昼間遺尿のみを示す例は少なく,全遺尿症のうち5%前後を占めるにすぎない。したがつて,遺尿症の大部分は夜尿症であるといえるので,(なお,夜尿症ではしばしば昼間遺尿をも合併するが)ここでは主として夜尿症について述べることとする。
 さて,不随意の排尿は,生後ある年齢に達するまでは生理的現象であるから,遺尿症を定義するうえに,年齢を規定することが必要となつてくる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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