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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻7号

1965年07月発行

文献抄録 JAMA 19th Apr.Editorialより

妊娠中のウイルス肝炎

ページ範囲:P.1103 - P.1103

文献概要

 ウイルス肝炎の併発は一般に男性より女性に多いと考えられており,とくに妊娠中に罹患すると高い死亡率を伴うという報告が多い。一見,妊娠による緊張が母体の抵抗力に影響するのだと考えられるが,母体を救うために,人工流産さえすすめる医師がいる一方,肝炎の経過には妊娠はなんら影響をおよぼすものではないと結論するものもいる。
 それぞれの報告を吟味してみると,これらの相反する意見についてもある程度の説明はつくが,これらの報告は入院患者の回顧的分析にもとづいており,障害が明瞭に判別できる比較的重症の患者が含まれることによつて,どうしても標準的でないかたよつたものになつていると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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