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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻8号

1965年08月発行

文献概要

グラフ

51Crによる赤血球寿命の測定

著者: 倉光一郎1 柴田久雄1

所属機関: 1国立東京第二病院内科

ページ範囲:P.1145 - P.1146

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 原理 CrO4-は赤血球膜を透過して血球内のヘモグロビンと結合し,還元されてCr+となり,再び赤血球膜を通して逸脱することができなくなる。Cr+は赤血球自体か崩壊しない限り細胞内に止まり,赤血球崩壊に際して放出されたCr+は赤血球膜を透過しえないので,再利用はされることがなく,速やかに尿路より排泄される。放射性クロム51Cr(半減期,27.8日)の6価のNa251CrO4を用いれば,この原理によつて赤血球を51Crにより標識づけることができる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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