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文献詳細

雑誌文献

medicina2巻9号

1965年09月発行

文献概要

簡易臨床検査のやり方と評価

血清コリンエステラーゼ

著者: 丹羽正治1

所属機関: 1国立小児病院・検査科

ページ範囲:P.1292 - P.1292

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 コリンエステラーゼ(Ch-E)には2種類あつて,その1つはアセチルコリンだけを特異的に水解して酢酸とコリンとにする真性Ch-Eで神経や筋肉組織にあつて刺激伝達を司つている。第2のものは偽性Ch-Eといわれ,アセチルコリンだけでなく,そのほかのコリンエステルも水解できる。これは血漿,肝および膵などに存在する。血漿中のこの酵素は肝から供給されるため肝実質の病変を反映し,血清アルブミン量にも比例している。日常の臨床検査で問題になるのはこの種の酵素である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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