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本態性高体温症
著者: 冨家崇雄1
所属機関: 1賛育会病院内科
ページ範囲:P.1317 - P.1317
文献購入ページに移動 本態性高体温症とは,体温値が高い状態が相当長期間継続し,しかもその高体温を説明しうべき何らの病的な原因も見当らないもの(この際自覚症状を伴うものも伴わないものもある)と一応定義されている。微熱問題のもつともやっかいなものの一つとして論じられる。報告者の考え方の相違により本態性高体温症,常習性高体温症,体質性高体温症,真性遷延性高体温症,植物神経性神経質性体温上昇など種々の名称で呼ばれている。
おそらく先天性にせよ後天性にせよ,体温調節機構の変調により高体温とはなつているが,臨床的に病的とすべき何らの原因も見当らず,生存上作業上何の不都合もない。しかしその変調の原因は不明であるといつたものに用いられるようである。
おそらく先天性にせよ後天性にせよ,体温調節機構の変調により高体温とはなつているが,臨床的に病的とすべき何らの原因も見当らず,生存上作業上何の不都合もない。しかしその変調の原因は不明であるといつたものに用いられるようである。
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