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治療のポイント
脳卒中の生活指導
著者: 福井圀彦1
所属機関: 1鹿教湯温泉療養所
ページ範囲:P.1339 - P.1340
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脳卒中患者の指導にはPhysiatristを始めとするmedical teamからpsycho-social teamに至る各種のチームワークが必要であることはいうまでもない。しかし患者の全身的な状況,麻痺の程度,種類,年齢,男女別,心理的状態,家庭的,社会的状況などによつて,リハビリテーションプログラムは異なり,チームワークの組み方も一様ではない。したがつて脳卒中の生活指導と一口にいつても,いろいろな段階あり手段ありで,要はいかにすれば,その患者を,単に身体面のみならず,社会における一個の人間として最高のレベルまで能率よくもち上げることができるかが,team approachとしての腕の見せどころであろう。
そのためには一般的内科的諸検査を十分行ない,リハビリテーションプログラム実施に伴う各種の危険度を判定すると同時に,筋力テスト,A D. L. 検査,関節可動範囲検査,心理テスト,知能,言語テスト,社会的調査などを十分に行なう必要がある。
脳卒中患者の指導にはPhysiatristを始めとするmedical teamからpsycho-social teamに至る各種のチームワークが必要であることはいうまでもない。しかし患者の全身的な状況,麻痺の程度,種類,年齢,男女別,心理的状態,家庭的,社会的状況などによつて,リハビリテーションプログラムは異なり,チームワークの組み方も一様ではない。したがつて脳卒中の生活指導と一口にいつても,いろいろな段階あり手段ありで,要はいかにすれば,その患者を,単に身体面のみならず,社会における一個の人間として最高のレベルまで能率よくもち上げることができるかが,team approachとしての腕の見せどころであろう。
そのためには一般的内科的諸検査を十分行ない,リハビリテーションプログラム実施に伴う各種の危険度を判定すると同時に,筋力テスト,A D. L. 検査,関節可動範囲検査,心理テスト,知能,言語テスト,社会的調査などを十分に行なう必要がある。
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