文献詳細
文献概要
治療のポイント
抗甲状腺剤の使いかた
著者: 清水直容1
所属機関: 1東大・吉利内科
ページ範囲:P.1341 - P.1343
文献購入ページに移動 抗甲状腺剤とよばれるものは,ふつうmethyl-thiouracil(商品名Methiocil)やmethimazole(1-methyl-2-mercaptoimidazole,商品名Mercazole)など,下図に示したような化学構造式をもつものでthiourea及びimidazoleの誘導体である。このほかにpropylthiouracilがあるがアメリカでおもに使われており,その使いかたは,methylthiouracilと同様で日本では最近市販された(商品名Thiuragyl)。
これらThiouracil系の抗甲状腺剤の作用機序としてはつぎの3点で甲状腺ホルモンの合成を阻害することが知られている。
これらThiouracil系の抗甲状腺剤の作用機序としてはつぎの3点で甲状腺ホルモンの合成を阻害することが知られている。
掲載誌情報