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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻1号

1983年01月発行

文献概要

今月の主題 心筋梗塞のハイライト 検査法

心臓瘤とCT

著者: 増田善昭1 稲垣義明2

所属機関: 1千葉大学医学部・第3内科 2千葉大学医学部

ページ範囲:P.36 - P.37

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 1971年,HounsfieldによるX線CT装置の発明は医学の診断に多くの新しい知見をもたらしている.心筋梗塞についても,梗塞部の造影剤による充盈不良,その後の造影剤の梗塞部へのとり込みの増加によるlate enhancement,壁厚の減少,梗塞部の局所的運動障害などのCT所見のほかに,梗塞の合併症として,壁石灰化,心臓瘤,心室血栓,心膜液貯留などの検出やその病態把握にCTがきわめて有用であることがわかりつつある1).そこで本稿では,心筋梗塞の合併症の1つである心臓瘤に焦点を絞り,そのCT所見について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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