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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻1号

1983年01月発行

文献概要

今月の主題 心筋梗塞のハイライト 治療

NG-UK冠動脈内注入療法

著者: 西村健司1 延吉正清1

所属機関: 1小倉記念病院・循環器科

ページ範囲:P.50 - P.52

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 心筋梗塞の発生原因として古くより血栓説があり,これを支持する多くの病理学的な報告があるが,近年,冠動脈造影法の進歩により,急性期の冠動脈像が得られるようになり,冠スパズムもまた,心筋梗塞の成立に重要な役割を果たしていることが明らかにされてきた.
 さらに,この発生機序への接近は,単に診断領域における寄与のみならず,心筋梗塞に対する最も直接的な原因的治療を可能とした.すなわち,カテーテルを通じ冠拡張剤および血栓融解剤を冠動脈内に選択的に注入することにより,閉塞冠動脈を再開通させようとする試みである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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