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文献概要
今月の主題 血小板の臨床 血小板の臨床
血小板膜糖蛋白異常
著者: 渡辺清明1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・中央臨床検査部
ページ範囲:P.1684 - P.1685
文献購入ページに移動□血小板膜糖蛋白とは
血小板の膜には厚さ20〜50nmの非常に糖質に富む層(glycocalyx)があり,これが血小板の粘着,凝集などの作用を発揮するのに重要である.血小板膜糖蛋白はこの部分に多く存在し,少なくとも12種類のものがある.しかし,このうち,とくに疾患で異常となるのはGP(glycoproteinの略)Ib,IIb,IIIa,IIIb,Vなどである(表).
血小板の膜には厚さ20〜50nmの非常に糖質に富む層(glycocalyx)があり,これが血小板の粘着,凝集などの作用を発揮するのに重要である.血小板膜糖蛋白はこの部分に多く存在し,少なくとも12種類のものがある.しかし,このうち,とくに疾患で異常となるのはGP(glycoproteinの略)Ib,IIb,IIIa,IIIb,Vなどである(表).
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