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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻10号

1983年10月発行

文献概要

グラフ 肺癌を疑うX線像 症例編・8

びまん性散布性陰影

著者: 西山祥行1 西脇裕2 北谷知己3 松山智治3

所属機関: 1国立療養所松戸病院・外科 2国立療養所松戸病院・内科 3国立療養所松戸病院

ページ範囲:P.1754 - P.1758

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 びまん性散布性陰影とは,胸部X線写真上両肺野にわたり広汎にほぼ均等に散布した粟粒状・小結節状・網状の陰影をいう.このような陰影を呈する主な疾患としては,粟粒結核・慢性気管支炎・じん肺・サルコイドーシスなどがあげられるが,肺癌においても網気管支肺胞上皮癌・転移性肺癌(とくに甲状腺癌・前立腺癌・膵癌・肺癌などよりの転移に多くみられる)は同様の陰影を呈することがあり,常に留意しておく必要がある.
 今回は細気管支肺胞上皮癌の1例と肺癌切除後経過観察中に同様の陰影を認めた1例を示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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