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文献詳細

雑誌文献

medicina20巻11号

1983年11月発行

今月の主題 各種病態における抗生物質の使い方

神経疾患

意識障害または中枢神経障害患者の発熱

著者: 島田馨1

所属機関: 1東京都養育院付属病院・感染症科

ページ範囲:P.1860 - P.1861

文献概要

中枢神経系疾患による発熱
 発熱をともなう意識障害には,中枢神経系の急性炎症と血管病変がある.この両者は今日CTスキャンと腰椎穿刺ではほぼ鑑別可能であるが,臨床症状の違いも鑑別に役立つ.
 一般に中枢神経系の急性炎症は文字通り急性の経過をたどるが,血管障害にみるような突然の発症ではなく,日または時間の単位での急性発症で,倦怠,発熱,頭痛などの全身症状が意識障害に先行することが多く,極期に発熱と意識障害が主徴となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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